キャンドルのなりたち

日本ではローソクの起源は古く紀元前から使用されていたとされていますが、
日本には仏教伝来とともに伝えられ宗教儀式の際におもに用いられていたようです。
一般に照明器具として普及しはじめたのは江戸時代に入ってから櫨(ハゼ)の実を精製した製法が広まり、大量に生産されはじめてからと言われています。
和蝋燭の原料の櫨(ハゼ)の実。この櫨(ハゼ)の実から抽出した油から出来たものを
木蝋といいます。木蝋と言うと聞いたことがある人もいるかもしれません。
突然ですが!
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]こんにちは!ほりさきです!このキャンドルの教科書のカテゴリーでは
わかりやすく私とアシスタントのメリーちゃんで解説をしていきたいと思います[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]こんにちは!メリーです。
先生と一緒にキャンドルの疑問などについて一緒に解説をしていきます[/char]
キャンドルの歴史は古いのですが、現在は、石油精製で得られる高品質パラフィンワックスを使用して点火中に油煙のでないローソクが安定・大量生産されています。

パラフィンワックスの種類

さて、このいちばんんよく使われているキャンドルのワックス。
これが、パラフィンワックスです。
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]一言でパラフィンワックスと言っても
実はいろいろな種類があります。知っているかな?[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]え!種類がいろいろあるんですか?![/char]
そう、パラフィンワックスは実はキャンドル専用のものではないのです。
主に、原材料として使われているもので有名なのでが『口紅』です。
その他、ハンドクリームなど、意外にも美容系のものが多いのです。
他にも工業製品などにも幅広く使われています。
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]そういえば、パラフィンパックなんて言うのも流行ってましたね!?[/char]
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]ハンドケアなどで、パラフィンパックってあるね!
私も毎日キャンドル作っているからツルツルになるかと、、でもそんなことないな(笑)[/char]
[char no=”8″ char=”メリーちゃん”]キャンドルに使っている種類と違うのかなぁ[/char]
実は、たくさんあるパラフィンワックスは、油分も融点もそれぞれ違うのです。
特徴もいろいろなので、使う用途で分けたりもします。
なので、パラフィンパックに使われているワックスがキャンドルと同じではないかもしれません。
では、パラフィンの種類の一部を表で見てみましょう!

実はこんなに種類があるんですね!
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]この中でいちばんキャンドルの制作に一般的に使われているのはどれしょうか?[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]え〜どれかなぁ??[/char]
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]ピンクに色をつけている『135』と言われるワックスがいちばんよく使われているんだよ[/char]

パラフィンワックス135

この表の中でちょうど真ん中あたりに表記されているのが135です。
たくさんあるパラフィンワックスの種類の中でも一番標準的なものなんです。
なにが標準的なのか?
まず、『融点』
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]メリーちゃん、融点って知っているかな?[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]ゆうてん??聞きなれない言葉ですね〜[/char]
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]融点とは、個体が液体になる温度なんだよ。つまり、ワックスの場合、溶ける温度ってこと[/char]
パラフィンワックスの融点は58℃。これは、少し熱いなと感じるお湯くらいの温度です。
意外に低い温度でも溶けるんですね。
よく、ワックスを湯煎で溶かすって言いますが、お湯の沸点は100℃なので、
80℃くらいで保温したお湯であれば湯煎にはぴったりです。
中のワックスもそのお湯以上の温度にはならないので、初めての人には湯煎が安全って言うのももっともです。
[char no=”4″ char=”ほりさきP”]ただ、100℃の沸点になってしまったお湯で湯煎をすると、沸騰しているお湯がグツグツとはねて、ワックスのお鍋に入ってしまうことがあるんです。ワックスは油だから、お湯が入るとパチパチと飛び散りとっても危ないの!!だから、湯煎の時は使っているお湯がワックスに入らないように十分注意してね!![/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]意外に、IHヒーターなどので直接温めた方がいいのかもですね〜[/char]

パラフィンワックス135ってどんな形?


一番キャンドル制作に使われるパラフィンワックス135
これは、1センチちょっとのサイズの粒状です。
粒状が一般的ですが、実は板状もあります。
板状の方が少し安かったりもします。それは、粒に加工するよりも
板のまま売った方が手間がかからないから。
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]昔、ワックスのメーカーの方と話した時に、工場とかだと液体のまま(つまり温かい溶けた状態のまま)タンクで運んで工場に納品してるって言ってました。工場についた時には、そのままジャ〜って工場のタンクに流し入れるってこと。[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]すご〜〜い[/char]
[char no=”3″ char=”ほりさきP”]ワックス屋さん曰く、溶かしたワックスを固めて工場に納品しても、
工場もまた溶かすわけでしょ?そしたら、
『溶かす→固める→溶かす』ってなんて無駄な作業!!って。。[/char]
[char no=”9″ char=”メリーちゃん”]なるほど〜[/char]
少し話がそれてしまいましたが、板状のパラフィンワックス135も買ったことがありますが、
女性が割るのはちょっと力がいるのと、軽量がしづらいので…..結局、粒状の方が便利でした!
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]ちなみに、ワックスの粒状のことを『ペレット』って言ったりもします。[/char]
他のパラフィンワックスの形も特徴のあるものがいくつかあるので、少し紹介したいと思います。

パラフィンワックス140

これは、実はパウダー状なんです。

[char no=”2″ char=”ほりさきP”]これは、パラフィンワックスの中でも特徴的な種類なんだよ。
細かいパウダー状。メリーちゃん、パウダー状だとどんなことが便利かわかる?[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]計量がしやすいとかですか??[/char]
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]それもあるね!計量もしやすいかもね。他には、一番のポイントは溶けやすいこと!粒子が細かくなるほど、溶けやすいんだよね。
ワークショップとかで手早く溶かすとかの時は、実はこのワックスが便利だったりするんだよ。[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]なるほど〜[/char]
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]このワックスは、このまま芯を立てて、アロマオイルなどのフレグランスを芯の周りにポタポタ垂らすとそれだけでキャンドルにもなるんだよ〜砂みたいで、意外にかわいいんですよ。ちゃんと灯るしね。[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]へ〜そんな使い方があるなんて![/char]
他にも特徴あるパラフィンワックスがもう一つあるので、ご紹介します!

パラフィンワックス115

これは、別名『低融点ワックス』なんて言われてたりします。
融点が47℃とパラフィンワックスの種類の中では、一番低いワックスなんです。

ちょっと透けてる透明感のある質感です。
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]47℃って結構低いですね〜。ちょっと熱いお風呂のお湯くらいかな?[/char]
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]そうだね〜!かなり低い温度で溶けるってことなんだよね。私もアトリエで保管している時に溶けてたことあった!
ダンボールに入れて横向きに置いておいたの。そしたら、中のワックスがドロ〜〜ンって隙間から垂れてその形で固まってた![/char]
[char no=”9″ char=”メリーちゃん”]そんなに溶けちゃうの〜?![/char]
でも、溶けやすい、低融点ワックスの特徴を利用するといろいろな用途があるんですよ。
◆手の温度で柔らかくなるから、子供のワークショップにも便利
◆カラーシートに混ぜると、ベタつきの少ないカラーシートが作れる(別記事で説明します^^)
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]溶けやすい特徴を生かすと、直立するようなキャンドルを作るのには不向きなんだよね。114って。その代わり、実はグラスの流し込みにはとっても最適なんだよ。これ、実はかなりの裏技。[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]流し込みですか?アロマのグラスのキャンドルとかみたいなのですか??[/char]
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]そうそう、低融点は、融点が47℃でしょ?アロマキャンドルとかによく使われる大豆ワックスや蜜ろうなどの天然ワックス系の融点ととっても近いの。しかも、油分が多いからグラスにぴったりくっついて、抜けたりしないの。すっごく優秀。[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]普通にパラフィンワックスの135を流し込んでいるのかと思ってた![/char]
[char no=”2″ char=”ほりさきP”]それでも、燃えるんだけどグラスからはポコっと取れちゃうんだよね。それだと、、売り物にはならないの。そんな時は低融点のパラフィンで作るとピタッとくっつくよ。私もこれを発見した時はちょっと感動した(笑)[/char]
[char no=”7″ char=”メリーちゃん”]先生の失敗も無駄ではなかったのですね!失敗のなかからもたくさんの学びが、、、。[/char]
[char no=”3″ char=”ほりさきP”]失敗って言ってないけどね〜〜笑[/char]

まとめ

そんな感じで、実はパラフィンワックスには、たくさんの種類があり、それぞれに特徴があります。
初めは、いろいろなワックスを使ってしまうと、どれがどれだか、、わからなくなってしまうと思います。
なので、初めは一般的な『135』で十分です。
ほとんどのキャンドルは135で作れます。
でも、たくさんあるパラフィンワックスの種類を知らないのと、知っているのでは、作品の幅が変わってきます。
是非、いろいろなワックスの知識を学んでくださいね。
たくさん知っていると、制作しててテクスチャーを変えたい時や、
新しい質感を生み出したい時にとっても役に立ちます。
知ってて使わないのと、もともと知らないのでは、天と地とほど違います。
是非、いろいろなワックスを溶かして、特徴を知ってみてくださいね。
新しい発見や、出会いがきっとあるはずです^^