強豪の少ない市場&最後まで自分で完結できる工業製品

私がキャンドルを始めた10年前、

今よりもキャンドルを作っている人が少なかった。

周りに話しても『え??ロウソク??お仏壇の?』って答えが帰ってくるような感じでした。

もともと海外に出張に行くたびにキャンドルを

買って帰ってくるくらいキャンドルが

大好きだった私はかなり昔から日常的にキャンドルを

飾っていたので普通だと思っていました。

キャンドルが作れるとわかってから、

取り憑かれるように作っていましたが….(笑)。

でも、会社にしようと思った時は、ハンドメイドキャンドルの

個人事業や雑貨屋さんみたいなのをやってる作家さんは居たのですが、

起業までして株式会社を作ってやっている人はいなかったんです。

 

事業を始める時に、私が思っていたことは

強豪が少ない市場を探して起業することでした。

 

もともとデザイナーだったので、

デザイン事務所でやってみるって言うのも考えたんですが、

独立した先輩たちを見ていても….どうもイメージがわかない。。。

すでに強豪がうじゃうじゃいる。。

そして、これからどんどんフリーランスのデザイナーが

増えていくから生き残るのは本当に大変だなぁと思ったのでした。

そんな時、キャンドルを作り始めて….

これなら『製造からデザイン・納品まで自分で管理できる!!』と思ったんです。

香りも付けれる!!色も付けれる!!デザインもできる!!パッケージも!!って。

最後のデザインまで自分でできる工業製品がよかったんです。それがキャンドルでした。

20代の当時は、自分のデザインのスキルやITのスキルは特別なものだとは思っていませんでした。

周りがみんな、私よりも出来る人ばっかりだったんで(笑)。

 

意外と少ないデザイナー出身のハンドメイド作家

 

でも、ハンドメイドの仕事を会社として始めて10年、

いろいろな同業者に会うと、結構みんなデザインは自分で出来ないって人が多い!

アドビのソフトは使えても、入稿データは作れなかったり、WEBの知識がなかったり。。

 

あ、、私って少し特殊なのかも。と感じたのでした。

 

グラフィックデザイナー出身のハンドメイド作家みたいな人って意外に少ないんですね。

でも、私の頭のなかでは、グラフィックも、キャンドルも思考回路はほとんど一緒です。

もともと、キャンドルは溶かす時間や、

固まる時間など物理的に早めるのが難しい作業がいくつかあります。

その時間を効率よく使うために、溶かしながらMacでデザインをして、

WEBのコードを書いて…画像をphotoshopで加工してってしてました。

自分で全部できるのが楽しかった。

 

キャンドルを作る時に役にたつデザイン力

 

キャンドルを作る時にももちろんデザインする力はとっても役にたちます

まず、完成形をイメージしてから作り始める。

私がキャンドル教室で教えて始めてからも、

生徒さんには始めに色やデザインを決めるところから

始めてもらいようにしています。

創作とは全然違うお仕事をされている生徒さんもたくさんいますので、

まずは、色をイメージするところや、色の作り方。

 

完成の色を考えてデザインしていくことをステップを踏みながら教えています。

頭の構造を柔らかくすることがなによりも重要だと思うんです。

 

今、キャンドルのお教室はたっくさんあります

 

でも、可愛いキャンドルに特化したお教室って意外に少ない

うちの会社に企業から依頼のある仕事もやっぱり特殊なものが多い!

キャラクター制作のものや、スイーツショップのものなど、

制作するものの特徴があると、それに特化したものの仕事ができます。

それは、やっぱり長い目で見るととっても強みなんですね。

 

自分の強みを見つける

 

でも自分で思っている以上に、自分の強みを見つけるのって大変ですよね。

まず、何かしたいけど、何がしたいのかわからない。。その上、強みって言われても。。

 

やっぱり、その場その場の集客が欲しいから、

流行っているものを追って、作品を作ったりしてしまうんですが、

軸になっている部分はブレない方がいいです。

可愛いもの』と一言で言っても、

大人っぽい可愛いもの』『子供向けの可愛いもの』とかいろいろあります。

でも、誰が見てもやっぱり可愛い!!って感じるものは一緒だと思うんです。

例えば、みんなが見て『美人』と思う人が、違う国に行っても、やっぱり『美人』だと思われるように。

軸になっている部分は変わらない。美しいものは誰が見ても美しいし、可愛いものは誰が見ても可愛いんです

 

たまに、何のお教室かわからないくらい色んなものをやっているところもありますが、

何かの技術に特化していないと、やっぱり何十年もやるのは厳しいのかもしれません。

 

私が10年も続けてこれたのは、もしかしたら軸がぶれなかったからかもしれません。

でも、この色味がパステルでドリーミーだとはあんまり思っていなかったんです。(笑)

私にとって、これがデフォルト….。

マトリョーシカを作っている時も、わりと真剣に作ってますし….。

バイヤーさんに『シュールですね〜!!』って言われることも多いのですが、

え?!シュール?!』ってくらい私の中では普通と言うか真剣なことも多いんです。

よくこのアイデア出て来たね〜』とか言われることも多いのですが、

考えたんで!』っとしか言いようがない。『天から降って来た』とか言ってみたいんですけど、

そうそう降ってこないんで。常に締め切りに追われてますので、降ってくるの待っていたら倒産しちゃう!(笑)

それほどに、デザインを仕事にするには、常に頭を使ってアイデアを出し続けなきゃいけないことを意味するんですね。

たまに、運良く『降ってくる』こともあります!10回に1回くらい(笑)。

でも、忙しい時に『降ってこい〜〜』ったて、そんな都合よくいかないんで。

アトリエをペンと紙を持ってウロウロして、手を動かして作っていくしかない。

それを10年続けるしかない。でも、これは訓練で、結構思考回路が出来れば早くなるんです。

 

お教室で教えてて感じる生徒さんの成長のスピード

 

プロフェッショルコースを教えていると

前期後期合わせて30ステップくらいあるので、生徒さんの成長が目に見えてわかります。

始めは『オレンジってどうやって作るんですか?』って聞いてた生徒さんも(オレンジの顔料もあります)、

最終の課題を自分でデザインしてスイスイ作っていきます。

なにも言わなくても自分で装飾を作って黙々と作業をしています。

これって、思考回路がかなり貫通した成果ですね。

始めのステップと比べると、考える力も知識もつくとどんどん上達していきます。

 

でも、うわべだけの技術だと、思考回路は開通しないまま、
キャンドルの作り方だけできるようになります。

 

そうすると、自分で作品が生み出せなくなってしまいます

見本と同じものを作ることが目的ならそれでも問題はないのですが、

私は、出来れば、生徒さんに創作の一番の楽しい部分を伝えたいと思っています。

それが、お教室をやる一番の理由かもしれません。

考えて形にすることはとっても有意義で楽しいから。

その素晴らしさを少しでも伝えられたら、嬉しいと思います。