キャンドルのワックスは実はたくさんの種類があります!

キャンドル作りに使うワックスと言っても実はたくさんの種類があります。

原料も、石油系のものから、植物系、動物系などさまざまです。

そして、そのワックスの種類によって性質や特性は様々です。

キャンドル作りを上達するまず、初めのステップはワックスの特徴を理解することです。

ここでは、数あるワックスのなかから私が普段もっともよく使う基本的なワックスを説明していきたいと思います。

まず、初めに覚えておく必要のあるワックスは、石油系のワックスです。

私がいつも製作に使うワックスの大部分が石油由来のものです。

価格も手頃で、手作りキャンドルに一番よく使われるのが石油系のワックスです。

(パラフィンワックスの説明は、#contents1をみてね)

ほりさきPほりさきP

さてさて、ここではキャンドルの主なワックスについて説明していくよ〜!パラフィンワックスは前のページで説明しているので、ここでは、パラフィン以外のワックスについて説明していくよ〜!

メリーちゃんメリーちゃん

ワックスって基本的に白くてつぶつぶしているので、判別が難しいですね〜!

ほりさきPほりさきP

そうなんだよね。見た目ではよくわからないよね。でも、それぞれのワックスに効果や特徴などがあるんだよ。それを覚えて、使い慣れている事が、キャンドル作りの上達の近道なんだ!

メリーちゃんメリーちゃん

なかなか、奥が深いんですね〜。この中でも、よくもっとも先生がよく使うワックスはどれなんですか?

マイクロクリスタンワックス(ソフト)

重要度★★★

単体使用:可能
融点:約83°
引火点:約240°
色:白色(溶けると無色透明)
硬さ:粘土のように柔らかい

 
ほりさきPほりさきP

パラフィンと並んでよく使うのが、マイクロワックスだよ。

正式にはマイクロクリスタンワックスって言う名前だよ。私はソフトタイプを使っているよ。

メリーちゃんメリーちゃん

これは、すごい柔らかいワックスですよね。粘土みたいに粘り気がありますよね。

ほりさきPほりさきP

そうなんだ。溶かして色を付けて、薄く固めてシート状にするとカラーシートというワックスシートになるよ。主に、装飾に使ったり、すっごく便利なんだよ。

メリーちゃんメリーちゃん

パラフィンにも混ぜて使いますか?

ほりさきPほりさきP

パラフィンに混ぜて、粘り気を出して使うことももちろんあるよ!5%〜20%混ぜると、細工がしやすくなるよ。5%くらいで作業をする人もいるけど、私は10%〜20%入れる事が多いかな。細かい部分は、マイクロワックスを多めに入れるとやりやすいんだよ。

メリーちゃんメリーちゃん

なんで、マイクロワックスを多めに入れるとやりやすくなるんですか?

ほりさきPほりさきP

粘り気が増すから、ひび割れをしにくくなるんだよ。それに、マイクロワックスの融点はパラフィンワックスに54°にくらべて83°と、かなり高いんだ。そのため、固まりにくい。だから作業する時間が長くとれるんだよ。試しに、5%でやるときと10%にしたときとで、作り比べてみるといいかもね。

メリーちゃんメリーちゃん

普通のデザインの作品なら問題ないかもですが、細かいデザインを作りたいときはマイクロワックスが少し多めに入っていた方がやりやすいですよね。

ほりさきPほりさきP

初めての人は特に、そうだね。多めに入れた方が失敗しにくいね。うまく作れなかった作品もマイクロワックスを多めに入れたら、成功したってことも結構あるよ!

メリーちゃんメリーちゃん

慣れてきたら、自分の好きなワックスの配合を見つけていくのが上達のポイントですね〜!

POINT!!

マイクロワックスには、ソフトタイプとハードタイプがあります。

カラーシートなどに適していて使いやすいのはソフトタイプの方です。
また、マイクロワックスの色も、ホワイトタイプを選ぶのがポイントです。ワックス自体の色が黄色いと仕上がりの色も全体的に黄色くなってしまうので注意が必要です。

メリーちゃんメリーちゃん

マイクロワックスには、他にはどんな使い方や効果があるんですか?

ほりさきPほりさきP

パラフィンワックスの気泡を除去して、ひび割れを防ぐ効果もあるよ!

メリーちゃんメリーちゃん

へ〜!そんな効果もあるんですね!

ほりさきPほりさきP

基本的に、パラフィンワックスは実はキャンドルだけの専用として開発されたわけではないんだよ。

メリーちゃんメリーちゃん

え〜!初めて聞きました!!

ほりさきPほりさきP

うちの会社がワックスを仕入れている担当営業さんが教えてくれたんだけど、ワックスは色々な工業製品に使われているんだ。だから、キャンドル専用では無いの。そのため、キャンドル用に使う時には添加剤を入れて性質を安定させる必要があるんだ。

メリーちゃんメリーちゃん

安定っていうのは??

ほりさきPほりさきP

例えば、そのままパラフィンワックスを溶かして型に流して固めると、キャンドルは出来上がるけど、、気泡がたくさん入ったり、ヒビが入ってしまったり、、つるんとキレイには仕上がらないんだよね。

メリーちゃんメリーちゃん

それを、マイクロワックスを5〜10%くらい入れるとキレイに仕上がるですか??

ほりさきPほりさきP

そうだよ。パラフィンワックスに別のワックスなどを入れることを添加って言うんだけど、マイクロワックスや、これから次に説明するステアリン酸を入れるとつるんとキレイに出来るんだ。そのままパラフィンだけの時よりも、ずっとキレイに仕上がるよ。

パラフィンの次に揃えた方がいいのが、このマイクロワックスです。

かわいいキャンドルを作るのにも、必須のワックスです。

まずは、覚えておきましょう^^

ステアリン酸

重要度★★★

単体使用:可能
融点:約57°
引火点:約225°
色:白色(溶けると無色透明)
形状:パウダー状

よく使うワックスの中では珍しい、動物性のワックスです。

ステアリン酸は、牛脂の飽和脂肪酸から作られているワックスです。

パラフィンワックスに添加して使う事が多いワックスです。

ほりさきPほりさきP

ステアリン酸もとてもよく使うワックスだよ

メリーちゃんメリーちゃん

動物性なんですね。牛の匂いがしそう。。。

ほりさきPほりさきP

きちんと精製して作られているから、牛の匂いはしないよ〜!

パラフィンワックスの融点は58℃。ステアリン酸はパラフィンワックスと融点が近いワックスです。融点が近いワックスは混ぜた時に溶ける速さも同じで、相性のいいワックスなんですね。

なので、この2種類はよく一緒に使われます。

ほりさきPほりさきP

キャンドル用って言う名前で売られているワックスは、キャンドル用に安定した性質になっているんだ。それには、実はステアリン酸を添加しているんだよ。もともとパラフィンを精製して溶かした時にステアリン酸を混合してあるんだ。

メリーちゃんメリーちゃん

なるほど〜!じゃあ、キャンドル用って書いてあるそのまま使えるワックスがホビーショップとかで売っている時は、そのまま使ってもつるんって仕上がるんですか?

ほりさきPほりさきP

そうだね、そのままでキレイに仕上がると思うよ。

POINT!!

パラフィンワックスに加えると、気泡除去の効果があり、5〜20%の添加で、硬度が増し、型抜けをしやすくなります。

ステアリン酸を添加すると、少し白っぽく仕上がるので色がキレイに見えると言う特徴もあります。

バイバーワックス

重要度★★★

単体使用:不可(主に添加専用)
融点:約60°
色:白色(溶けると無色透明)
形状:粒状

あまり聞き慣れないと言う人が多いのが、このバイバーワックス。

実はとっても便利なワックスです。私はもともと、このワックスがとても好きでよく使っていました。

あまり、一般的では無いのか、売っているネットショップもそう多くはありません。

でも、一度使うと手放せないほど、便利な必須ワックスです。では、軽くポイントを説明していきましょう!

ほりさきPほりさきP

バイバーワックスは、これだけでは使用しない添加専用のワックスだよ。

メリーちゃんメリーちゃん

そうなんですね!どのくらい混ぜて使うんですか??

ほりさきPほりさきP

バイバーワックスは1〜2%なんだよ〜!

メリーちゃんメリーちゃん

え〜!少ないですね!!300gのワックスだと、、ティースプーン一杯くらいですか??

ほりさきPほりさきP

そうなんだよね。かなり少ない量で効果が抜群なんだよ。ステアリン酸が5〜10%入れないといけないのに対して、ずっと少ない量ですむんだよね。便利だよね〜!

メリーちゃんメリーちゃん

どんな効果があるんですか?

ほりさきPほりさきP

気泡を除去したり、ヒビをなくしたり、、香料を入れた時のダマを防いだり、、色々と便利なんだよ〜!

メリーちゃんメリーちゃん

あれ?でも、その効果、、どこかで聞いたことがあるなぁ、、。あ!ステアリン酸とほとんど同じ!?

ほりさきPほりさきP

よく気づいたね!そうなんだよ!ステアリン酸とほとんど同じ効果なんだ。だから、場合によってはバイバーを使うことも多くあるよ。使う量も少なくていいしね。

メリーちゃんメリーちゃん

じゃあ、逆に、ステアリン酸じゃなきゃいけない時ってどんな時なんですか??

ほりさきPほりさきP

いい質問だね〜!メリーちゃん。それはね、スポンジっぽい質感とか、スイーツのスポンジっぽい質感はステアリン酸の方が得意なんだ。ステアリン酸をホイップすると水っぽい感じになるでしょ?それが、スポンジっぽい質感にとってもいいの。その感じは、バイバーではでないんだよね。

メリーちゃんメリーちゃん

なるほど!そうなんですね。

ほりさきPほりさきP

逆に、バイバーにしかできない特徴もあるんだよ。それは、ふわふわの白いホイップを作ること。

メリーちゃんメリーちゃん

白いホイップ??

ほりさきPほりさきP

私が、バイバーの最大の特徴だと思っているのはホイップをした時の滑らかさと白さ。これは、このワックスの最大の特徴だと思うよ。ホイップした時に、顔料とか入れないで、ここまで真っ白になるのはあんまり無いのよね。この白さがとっても美しいのよね〜〜

メリーちゃんメリーちゃん

先生、うっとりしてますね。。。

POINT!!

ステアリン酸ととてもよく似た効果を発揮するバイバーワックス。まだ、キャンドルを作る人の中ではあまりメジャーなワックスでは無いかもしれないのですが使用用途は無限!特にホイップした時の美しさや白さは、特徴的です。ぜひ、覚えておきましょう!

ジェルワックス

重要度★★★

単体使用:可能
融点:約85°
色:透明
形状:ゼリー状(弾力あり)

ほりさきPほりさきP

ワックスの中でも珍しい、透明のワックスなんだよ〜

メリーちゃんメリーちゃん

プルプルしてますね!!

ほりさきPほりさきP

このジェルワックスは実は、硬さが何種類かあるんだよ!これは、レギュラータイプなんだけど、他には、ハードタイプやスーパーハードタイプもあるよ。

メリーちゃんメリーちゃん

なるほど〜

ほりさきPほりさきP

もともと、ジェルワックスは流動性パラフィンって言う液体のワックスを固めて作られているんだよ。その固めるために入れている樹脂の量を調節することによって、硬さを表現しているんだよ。

メリーちゃんメリーちゃん

へ〜そうなんですね!硬さが違うワックスはどのようにして使い分けるんですか??

ほりさきPほりさきP

私がよく使うレギュラータイプは溶かしてグラスに注いでも、そのままカットして使っても、どちらでも大丈夫な硬さなんだ。でも、夏は油分が溶け出てグラスに入れないでそのまま飾っておくとベタベタになってしまうの。そんな時はハードを使ったりすると、自立したジェルのキャンドルが作れるんだよ。そのまま飾ったり出来るよ。

メリーちゃんメリーちゃん

氷みたいで涼しげですね。

ほりさきPほりさきP

昔は、キャンドルって言うとやっぱりクリスマスの印象があったんだけど、ジェルワックスで海っぽいモチーフを作ったり、涼しいジュースみたいなキャンドルを作ったりするようになってからは夏でも人気になったんだよ。

涼しげに見えるジェルワックスですが、実は融点がかなり高め。

融点が高めと言うことはとても溶けにくく、そして、燃えにくいのです。

ジェルワックスを灯すと、炎の大きさはパラフィンワックスの約3分の1程度。

炎は小さめなんです。でも、ジェルワックスは透明なので、光を反射する効果があります。

そのため、灯したときの炎は小さくても表面に反射して、とても幻想的に明るく灯ります。

灯した姿も美しいワックスです^^

ソイワックス

重要度★★

単体使用:可能
融点:約47°~ 引火点:220°
色:不透明な白色。溶けると黄色
形状:フレーク状で粘り気のある柔らかさ

ほりさきPほりさきP

次は植物性のワックスです。

メリーちゃんメリーちゃん

ソイって大豆ですよね??

ほりさきPほりさきP

そうだよ。植物性の中では、もっともよく使うワックスだね。値段も手頃だしね。他にもパームもよく使うワックスなんだよ。

メリーちゃんメリーちゃん

パームって、食用の油でもありますよね?

ほりさきPほりさきP

食用の油になっているものは、だいたいワックスになっているよね。ワックス自体が油だし(笑)菜種油や、コメ油なんかも、キャンドルのワックスでもあるんだよ。

POINT!!

植物性のワックスの良さを簡単に紹介〜!

◆ススが出にくい。

◆溶ける温度が低いので、フレグランスキャンドルに向いている。

◆油分が多く、グラスから抜けにくい。

ほりさきPほりさきP

植物性のワックスで特にソイワックスはアロマキャンドルに用いられる事がおおいんだよ。

メリーちゃんメリーちゃん

それは、なぜですか??

ほりさきPほりさきP

一番、便利な部分は、油分が多くてベトベトしているから、溶かしてグラスに注いでグラスのアロマキャンドルを作ろうとした時にグラスにキレイに着いてくれるんだ。だから、流し込みにもとっても向いているんだよ。

メリーちゃんメリーちゃん

ソイワックスで作ったアロマキャンドルって、少し甘くていい香りがしますよね。

ほりさきPほりさきP

植物性のワックスはどれも、石油系のワックスとは違う独特の香りがあるよね。ススもでにくいし、アロマキャンドルにするには一番オススメだよね。

メリーちゃんメリーちゃん

ソイワックスにも種類はあるんですか?

ほりさきPほりさきP

実は、、、たくさんあるんだよ!柔らかさや油分も全然違うんだ。買う時に注意しないといけないワックスなんだよね。

メリーちゃんメリーちゃん

まずはどの部分に注意が必要なんですか?

ほりさきPほりさきP

一番は、柔らかさ。グラスに注いで使う用なのか、、、そのまま型から抜けるくらい硬いものなのか。。しっかり見た方がいいよ。グラスに注ぐのは、コンテナ用って書いてあるのもある。型に入れるのはピラー用とかって書いてあるよ。

ミツロウ(ビーズワックス)

重要度★★ 。

単体使用:可能
融点:約63°~ 引火点:230°
色:不透明な白色。溶けると黄色
形状:フレーク状または粒状

ほりさきPほりさきP

ソイに引き続き、ミツロウです〜。これもとてもよく使うワックスです。

メリーちゃんメリーちゃん

ミツロウもソイみたいに使えるんですか?

ほりさきPほりさきP

ミツロウもソイと特徴は似ているよ。植物性のワックスは基本的におんなじ感じだね。ススも出にくいし、実際に灯すにはとても心地よいよね。

メリーちゃんメリーちゃん

ミツロウにしかできない使い方もあるんですか?

ほりさきPほりさきP

ミツロウの特徴は、実はホイップにあるんだよ。ミツロウをホイップするとクリームみたいに絞れるんだよ〜!とってもなめらかで、口金の形がキレイに出るんだ。それは、ソイとか他のワックスだとやりにくいんだけどミツロウだとキレイに出来るよ。

POINT!!

植物性のワックスは融点が低く引火点が高めなので、あまり引火することはありません!

が、しかし!!120°を超えると、ワックスが劣化します!!

劣化すると言うのは、ワックスが高熱によって酸化してしてしまうのです。

酸化したワックスは、もう元に戻る事がありません。

そのままキャンドルとして使用することは出来ますが古い油のような、臭い匂いがします。

まとめ

そんな感じで、よく使っているワックスを抜粋しただけでも、こんなにも種類があります。

全てのワックスを使う必要はありませんが、このワックスを覚えておくと大体のものが作れるようになります。

パラフィンワックスとマイクロワックスだけでも、作ろうと思えば色々なものが作れます。

しかし、デザインの幅がなかなか広がらず同じようなデザインになってしまうことがあります。

ワックスの特徴や、性質をしることが上達には必須なので、ぜひ、色々なワックスを使って自分の作風を広げてくださいね^^